ベンチ作りの作業をする古賀志山を守ろう会の会員たち

 【宇都宮】市北西部に位置する古賀志山(583メートル)の山歩き環境保全活動に当たるNPO法人古賀志山を守ろう会は、山頂のベンチ作りを進めている。付近で伐採されたヒノキを活用した手弁当の作業。春の花の時季に多くの人が使ってくれる人の姿を思い浮かべ、3月中に完了させる計画だ。

 山頂付近の電波塔周辺のヒノキ10本が伐採され、地権者から無償譲渡を受けたことを機に2月、ベンチ作りに着手した。これまであったベンチの撤去時には、会員約20人のほか古賀志山を日々歩く「常連組」約20人も手を貸してくれた。

 3日目の作業日となった11日、会員約20人が重いチェーンソーなどを担いで山頂まで上がった。ベンチを設置する地面をならし、チェーンソーを使って木材をカット。カンナをかけた面などに防腐剤を塗るなどし、丁寧に据え付けた。

 同日までに、一辺は約2メートルの「口」の字形ベンチ三つの設置が完了。中央にテーブルも設けた。また「一」字形のベンチも10カ所に付け、さらに増設する。

 古賀志山は3月下旬以降、カタクリやツツジ、ヤマブキなどがあちこちに咲き、たくさんの人が訪れる。守ろう会の池田正夫(いけだまさお)理事長(83)は「くつろぐのにとてもいい場所になる。会員が手弁当で作ったベンチを多くの人に大切に使ってほしい」と話している。