朝ごはん食堂を始めた高校生5人と協力者の田中さん(前列右)

作りたての和食定食

朝ごはん食堂を始めた高校生5人と協力者の田中さん(前列右) 作りたての和食定食

 1日に卒業式を終えた栃木県立大田原女子高3年生5人が13日、栄養バランスを考えた朝食を提供する「朝ごはん食堂」を山の手1丁目のレンタルスペース「てのかご」で始めた。大学進学を前に、「お世話になった地域の人たちに恩返しがしたい」と感謝を込めて企画した。和食と洋食の定食2種類を用意し、テークアウトにも対応する。営業日は15、20、22日。

 5人はこれまで、同スペースを運営する一般社団法人えんがお(山の手2丁目)が行う高齢者の生活支援事業や世代間交流イベントなどに参加してきた。その際、朝食はコンビニなどで簡易に済ませることが多く、「朝から栄養のあるご飯を手軽に食べられる場所があるといいなと感じた」という。卒業式を終え、高校生活の区切りとして「自分たちでやりたいことに挑戦してみよう」と考えた。

 13日は、おにぎりと豚汁、卵焼き、漬物の和食定食、サンドイッチとクラムチャウダー、目玉焼き、ウインナーソーセージの洋食定食を用意。前日から下準備し、当日は近くに住む田中(たなか)キクエさん(81)の協力の下、注文を受けてからおにぎりや卵焼きを作って熱々を提供した。

 和食定食を選んだ鹿沼市日吉町、会社員山中隆弘(やまなかたかひろ)さん(29)は「朝からこんなに栄養のあるご飯を食べたのは久しぶり。おいしかったです」と喜んでいた。

 メンバーの鈴木千夏(すずきちなつ)さん(18)は「ご飯が炊けていなかったり材料が足りなくなったりして、バタバタしたけど楽しかった」、林杏菜(はやしあんな)さん(18)は「感謝の気持ちが伝わるように、次はもっとお客さんとのコミュニケーションを大事にしたい」と話している。

 午前7~9時(22日は同8~10時)。1食大人500円、学生300円。