バリーケードの先の帰還困難区域には除染土の入ったフレコンバッグが積まれている。奥は福島第1原発=5日、福島県大熊町

帰還困難区域手前のバリケード越しに見える福島第1原発=3日、福島県大熊町

双葉町の沿岸部に残る住宅。周囲は雑草に覆われていた=5日、福島県双葉町

復旧工事が進む沿岸部の高台には、当時押し寄せた津波の高さを示す看板がある=5日、福島県浪江町

請戸郵便局跡地に花を手向ける佐藤一夫さん(左)の長男は今も行方不明だ。「まだ心の整理はつかない」と話す=10日、福島県浪江町

沿岸部には地震や津波で発生した災害ごみが現在も残る=5日、福島県双葉町

昨年3月に全線再開したJR常磐線。双葉駅近くは明かりがほとんどない=3日、福島県双葉町

復興を願うキャンドルナイトに訪れた親子=10日、双葉町

バリーケードの先の帰還困難区域には除染土の入ったフレコンバッグが積まれている。奥は福島第1原発=5日、福島県大熊町 帰還困難区域手前のバリケード越しに見える福島第1原発=3日、福島県大熊町 双葉町の沿岸部に残る住宅。周囲は雑草に覆われていた=5日、福島県双葉町 復旧工事が進む沿岸部の高台には、当時押し寄せた津波の高さを示す看板がある=5日、福島県浪江町 請戸郵便局跡地に花を手向ける佐藤一夫さん(左)の長男は今も行方不明だ。「まだ心の整理はつかない」と話す=10日、福島県浪江町 沿岸部には地震や津波で発生した災害ごみが現在も残る=5日、福島県双葉町 昨年3月に全線再開したJR常磐線。双葉駅近くは明かりがほとんどない=3日、福島県双葉町 復興を願うキャンドルナイトに訪れた親子=10日、双葉町

 東日本大震災から10年を迎えた。東京電力福島第1原発事故で一部避難区域となった福島県では徐々に避難指示が解除され、住民の帰還が可能になっている。

 浪江町では2017年から住民が住めるようになったが、居住者は約1600人で震災前の1割にも満たない。双葉町は20年に避難指示が一部解除され、町内への立ち入りができる。震災を後世に伝える資料館などが建設されたが、沿岸部には地震や津波の被害を受けた建物が当時のまま残されていた。朽ち始めた建物や墓地の跡に手向けられた新しい花は、震災から10年たっても変わらない厳しい現実を物語っているようだ。

 避難指示が続く浪江、双葉、大熊町を歩いた。