犠牲者の冥福を祈り鐘を突く参列者ら

 【栃木】万町の近龍寺では11日、追悼の鐘と法要が営まれた。地域住民ら約20人が参列し、犠牲者の冥福や被災地の復興を祈った。

 震災翌年の2012年から毎年実施している。地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、参列者らが鐘を18回突き、東北地方に向かって手を合わせた。その後、本堂で法要が行われた。

 松涛孝佳(まつなみたかよし)住職(54)は「少しずつでも祈れば、その祈りが力となって行動となって、よき社会に導かれる。そんな思いで法要を続けていきたい」と語った。

 小山市天神町2丁目、中田辰夫(なかだたつお)さん(68)は震災当時、東京で仕事をしていて帰宅困難者になったという。中田さんは「まだ行方不明の方も、立ち直れない人もいる。忘れてはいけないという思いで参列した」と話した。