プラネタリウム内で両手を合わせ、黙とうをささげる女性

 【真岡】田町の市科学教育センターのプラネタリウムでは震災特別番組「星よりも、遠くへ」が投影された。来館した約30人は、被災者がつづった手記のナレーションなどを通じて思いを胸に刻むとともに、震災の発生時刻に合わせ黙とうをささげた。

 番組は、震災の夜に大停電となった被災地を照らす満天の星空を再現。「亡き人が天国への道を迷わぬように星空が照らしている」といった被災者の当時の心境や、津波で倒壊した自宅から星空を見上げた高校生が大学卒業後に社会人となり、震災の語り部として活動する写真などが約40分にわたり紹介された。

 投影終了後の午後2時46分、来館者全員で1分間黙とうし、犠牲者を悼むとともに被災地の一日も早い復興や発展を願った。

 宇都宮市から訪れた会社員清水園子(しみずそのこ)さんは「会員制交流サイト(SNS)で番組を知り来ました。東北で被災した知人もいます。震災を風化させてはいけないと思いました」と語った。