黙とうする国福大の卒業生ら

 【大田原】国際医療福祉大は11日、北金丸の大田原キャンパスで卒業式に当たる学位記授与式を行った。午後の部では式典最後の2時40分すぎ、東日本大震災の犠牲者の冥福を祈り、出席者全員で黙とうした。

 今年の卒業生は810人で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため式典を午前と午後に分けた。

 大友邦(おおともくに)学長は式辞で「大震災では2年の女子学生が津波で命を落とした。決して忘れない、復興の手伝いをしようと学生らはボランティアに参加してきた。地域で減災や防災のプロジェクトがあれば積極的に参加してほしい」と述べた。

 卒業生謝辞で登壇した薬学部の高橋健人(たかはしけんと)さん(24)は「医療福祉の最前線で活躍する先生、先輩のように日々精進する」とした上で「大震災10年の節目の日。宮城県石巻市出身の私が卒業式を迎えたことは感慨深く、一生忘れ得ぬ日となった」と話した。