YBCルヴァンカップ広島戦でプレーする金子=3日、エディオンスタジアム広島©S-PULSE

 東日本大震災から11日で丸10年。日光市出身でサッカーJ1清水のMF金子翔太(かねこしょうた)(25)は福島県内で被災し、震災後の活動拠点となった静岡県でプロの扉を開いた。プロ8年目の今季はチームの選手会長も務め、「被災地のことはずっと頭の中にある。僕のプレーが(清水)エスパルスの躍進につながり、お世話になった方々に届いたらうれしい」と、サッカーができることへの感謝と恩返しを胸にピッチを駆け回っている。

 強烈な揺れに襲われたのは、中学校の卒業式後。日本サッカー協会の選手育成組織「JFAアカデミー福島」の3期生として、ナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)を拠点に活動。近くの寮で仲間と卒業DVDを見ていた時だった。