東日本大震災で外壁が崩れ落ちた協立製作所の本社社屋=2011年3月11日、宇都宮市(同社提供)

 11日で発生から10年を迎えた東日本大震災で、県内企業も社屋が倒壊したり、操業が停止したりするなど大きな影響を受けた。配電盤や自動制御盤設計・製造の協立製作所(宇都宮市白沢町、大谷津敏之(おおやつとしゆき)社長)は工場が半壊となり、建て替えを余儀なくされた。震災後、顧客データを外部サーバーで保管するなど災害への備えを強化している。

 「この先どうなるのか。ただがくぜんとした」。大谷津社長は震災当時を振り返る。父の健敏(たけとし)前社長(現会長)の後を受けて社長に就任してからちょうど1年後が震災当日だった。