開発したシイタケを植菌する原木=1日、宇都宮市下小池町の県林業センター

 東京電力福島第1原発事故の影響で、本県産の原木シイタケの出荷制限が続いている状況を受け、県林業センターなどは、放射性セシウムを吸収しにくい原木シイタケの開発に取り組んでいる。月内にも鳥取県の研究機関などが開発した菌株を原木に植える作業に着手する。2024年度までの実用化を目指す。安全性が高いだけでなく、県産原木の活用促進などが見込まれ、農家も期待している。

 原木シイタケは本県の特産で、菌床シイタケに比べ食味に優れる。しかし原発事故の影響で県内の土壌や木が広く汚染され、厳しい出荷制限が課せられた。西日本から原木を仕入れることで生産を立て直す農家もいたが、現在の生産者数は160人程度で、事故前の4分の1にとどまる。