緊張感が漂う中、試験開始を待つ受験生ら=8日午前9時20分、宇都宮白楊高

 2021年度栃木県立高全日制入試のうち一般選抜の学力検査が8日、58校114系・科で行われ、計8987人が受験した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各校で手指消毒や換気といった対策を講じた。受験倍率は1.11倍で前年度比0.02ポイント減となり、過去10年間で最も低かった。9日は23校72科で面接、1校1科で実技検査を行う。合格者は12日午前10時に各校掲示板、同11時に県公式ホームページで発表する。

 学力検査は8日午前9時25分から国語、社会、数学、理科、英語の順で一斉に実施した。保健室などでの別室受験者は36人いたが、インフルエンザを理由とする生徒はいなかった。

 出願変更締め切り時点の出願者数は9091人だったが、その後94人が出願を取り下げ、1人が保護者の転勤などに伴う特別出願をした。8日の学力検査当日には11人が欠席した。

 生物工学科が県内最高倍率となった宇都宮白楊高では8日朝、マスク姿の出願者全282人が着席し、緊張した様子で試験の開始時刻を待った。同校は感染症対策として40人定員の教室を32~39人で使ったほか、教室出入り口での手指消毒、窓とドアを開けての常時換気などに取り組んだ。

 一方、新型コロナに感染した生徒や濃厚接触者を対象とする代替試験は申し込みがなかった。

 学悠館高定時制のフレックス特別選抜も8日に行われ、定員100人に対し148人が受験した。受験倍率は1.48倍。全日制一般選抜と同じく12日に合格者を発表する。