導入したPCR検査機器を操作する養護教諭=5日午後、宇都宮市睦町

 宇都宮短大付属中高は生徒と教職員の新型コロナウイルス感染の有無を迅速、手軽に確認しようと、独自のPCR検査機器1台を購入、5日から運用を始めた。県教委によると、県内の小中学校や高校で同機器を導入するのは初めてとみられる。

 導入の目的は学校独自の検査体制を整え、日々の教育活動を円滑に保つこと。特に昨年からの感染「第3波」では外部の検査機関から検査結果を得るまで時間を要し、学校運営で苦慮する面があったという。

 購入したのは島津製作所(京都市)が昨年11月に販売を始めた機器。唾液を検体とし、一度に4人分までを90~130分で測定できる。軽度の発熱やせきなどの症状があり、保護者が希望する生徒を検査するほか、部活動の遠征前などに引率者らを適宜検査する。運用は養護教諭が担う。

 検査結果は宇都宮脳脊髄センター(宇都宮市一番町)の医師が当日中に診断。陽性の場合は保健所に報告し、改めて公的な検査を受けさせる。須賀英之(すかひでゆき)須賀学園理事長は「公的検査の前段のスクリーニング検査との位置付け。校内クラスター(感染者集団)などのリスクを管理し、安全安心な教育環境を守るため機器を活用したい」と話した。