宇都宮地検に着任した佐藤隆文(さとうたかふみ)検事正(59)が4日、地検で着任記者会見し「職責を公正誠実に果たすことで、県民の安全安心な暮らしに貢献していく」と抱負を語った。

 佐藤検事正は東京都出身で、1990年に東京地検で任官。福岡高検次席検事から着任した。現場経験が豊富で、オウム真理教の地下鉄サリン事件などを担当。法務省の予算を担当する同省大臣官房参事官や、特定秘密保護法の運用状況の検証などを担う内閣府独立公文書管理監も歴任し、行政経験も長い。

 出生間もないころ、宇都宮市内で過ごしたため「具体的な記憶はないが、栃木県には親しみを感じていた」という。その上で、「検察は犯罪と戦う組織。武器は法と証拠で、エネルギー源は職員一人一人の正義感。私の任務は、職員を統率し積極的、効果的に職務を遂行させること」と述べた。