現在の飼育施設。狭いため、ケージの配置を工夫して飼育している

 【宇都宮】市保健所に収容した犬猫の殺処分ゼロに向け、市は新年度、同所西側にある飼育施設を改修、併せて譲渡を促進するための施設を増築する。6月にも着工し、来年3月末の完成を目指す。希望者が犬と触れ合って性格や相性を確認できるマッチングエリアも屋外に新設する。

 保健所は狂犬病予防法などに基づき、放浪犬や、飼い主死亡などやむを得ない事情で飼えなくなった犬猫を収容し、希望者に譲渡している。昨年度は犬172匹、猫108匹を収容し、犬107匹、猫86匹を譲渡した。殺処分は犬4匹、猫1匹だった。

 現在の飼育施設は殺処分する犬猫を一時的に保管するために建てられ、適正に飼育する広さや機能が十分ではないという。空調や排水の設備もないことから、ふん尿の臭いがこもりやすく、希望者がゆっくりと見ることができなかった。