東日本大震災の記録写真などを展示する県防災館の「とちぎ防災展2021」=3日午後、宇都宮市中里町

 東日本大震災の発生10年を前に、被災の記録を伝える「とちぎ防災展2021」が14日まで、宇都宮市中里町の県防災館で開かれている。例年は体験型の防災啓発イベントを開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から初めて企画展示とした。

 会場では大震災の被害や、同館を指定管理する北関東綜合警備保障(宇都宮市)が県内外の避難者を受け入れた際の様子などを写真14枚とパネル7枚で紹介。2019年に発生した台風19号についても20カ所の被害状況を写真で示した。

 避難所で使用する段ボール家具や、マスクや消毒液などコロナ禍で非常持ち出し袋に入れたい備品も展示した。長男と訪れた宇都宮市宝木本町、会社員佐藤由実(さとうゆみ)さん(32)は「10年前の混乱を思い出します。子どもの成長に合わせて防災を考えていきたいですね」と話した。

 8日は休館。午前9時半~午後4時半。入場無料。