オモイガワザクラが見頃を迎えた小山総合公園=2020年4月

 【小山】市民の協力を得て市の花オモイガワザクラ(思川桜)を植える「桜の里親制度」について、市は3日までに、2021年度以降の新たな植樹を休止することを明らかにした。除草や消毒などの維持管理や植樹するための堤防工事に年間約3200万円もの経費がかかり「大きな財政負担となる」と判断した。今後、これらの財源確保策について検討し、めどが付けば再開する考え。

 「速やかな財政再建」を公約に掲げた浅野正富(あさのまさとみ)市長が昨年7月に就任したのを機に見直した。

 里親制度は01年度に始まり、昨年度までに市民ら1920人が里親となって市内の思川沿いを中心に2147本を植樹した。本年度は3月13日に新間中橋下流の堤防に48本を植える予定。最終的に3千本を目標に継続する計画だ。

 一方、本数の増加に伴い維持管理費も増え、現在は造園業者に業務委託して行う除草や枝切りなどに年間約2千万円を予算化している。また植樹するために堤防を拡幅する築堤工事も必要で、本年度は約1200万円を計上した。