大護摩堂で除災招福や家内安全などを祈願する僧侶ら

 慈恵(じえ)大師良源(りょうげん)と慈眼(じげん)大師天海(てんかい)の2人を指す「両大師」の縁日が3日、栃木県日光市山内の日光山輪王寺で開かれた。3月3日は年間最初の月参りである「初大師」と呼ばれる。

 平安時代の高僧である良源は比叡山中興の祖とされ「角(つの)大師」などの名でも知られる。一方、天海は江戸時代に荒廃していた光明院(現在の輪王寺)を再興し、日光山中興の祖と言われる。

 天海は良源を尊敬していたことから、天海の没後に2人を信仰する「両大師講」が始まった。日光山では最古の月参り講とされ、3月3日が年間最初の月参りとして信者らが集まる。

 この日の朝、大護摩堂では輪王寺一山の僧侶が護摩をたくなどして、除災招福や家内安全、商売繁盛などを願った。同寺の今井昌英(いまいしょうえい)執事長は「両大師の霊験にあやかり、特に今年は病魔退散や皆さまの健康を祈願した」と話した。