トーチと同じ重さの棒を持つ箱石さん=2日夜、那珂川町谷川

発表された県実行委員会推薦ランナー

本番で履く白いスニーカーを手にする箱石さん=2日夜、那珂川町谷川

伴走する英政さん(左)と打ち合わせする箱石さん=2日夜、那珂川町谷川

トーチと同じ重さの棒を持つ箱石さん=2日夜、那珂川町谷川 発表された県実行委員会推薦ランナー 本番で履く白いスニーカーを手にする箱石さん=2日夜、那珂川町谷川 伴走する英政さん(左)と打ち合わせする箱石さん=2日夜、那珂川町谷川

 東京五輪聖火リレーの栃木県推薦ランナー53人が、2日発表された。新型コロナウイルスの影響で延期され、1年越しとなる晴れ舞台。「全力で役目を果たす」「夢と希望を与える走りを」。再び聖火ランナーに選ばれた県民らは本番を待ちわびた。

 104歳で現役理容師の那珂川町谷川、箱石(はこいし)シツイさんは「聖火リレーが実施されるなら、どんな形でも選ばれた責任を果たしたい」と気を引き締める。

 自己流体操や散歩は今年も継続し、新型コロナに感染しないよう人混みは避けてきた。トーチと同じ重さの棒を持って歩く訓練を重ね、本番で履く白いスニーカーも準備。伴走する長男英政(ひでまさ)さん(77)と打ち合わせを重ね、晴れ舞台に備える。

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの田臥勇太(たぶせゆうた)選手(40)は「五輪は平和の祭典。無事に、安全に開催されるように全力で役目を果たしたい」と気持ちを込めた。

 1年延期にはなったが、アスリートにとって五輪は特別な舞台。「何らかの形で携わりたい気持ちはずっと持ち続けていた」という。「栃木県代表として自覚と責任を持ち、しっかりと聖火をつなげていく」と話した。

 パラリンピアンの宇都宮市下桑島町、病院職員駒崎茂(こまざきしげる)さん(58)は「せっかく頂いたチャンス。コロナ禍で暗い話題が多い中、夢と希望を与えられるような走りを見せたい」と前を向く。

 両脚が義足の駒崎さんは、特別に半ズボンのユニホームを着用して走る。「歩いているように見えるかもしれないが、義足で力いっぱい走る姿を多くの人に見てほしい」と意気込んだ。

 「おばあちゃんになっても参加を誇らしく思えるはず。精いっぱい楽しみたい」。益子町出身のタレント井上咲楽(いのうえさくら)さん(21)=東京都在住=は日課のランニングを続けながら、1年越しの期待を膨らませる。

 昨年末にトレードマークの太い眉毛をカットし話題に。地元から「実際に見たい」との声も届くが、「今回はオンラインで応援していただけたら」と呼び掛けた。