2017年の県内山岳遭難者は前年比38人増の計77人に上り、過去10年間で最多となったことが26日までに、県警地域課のまとめで分かった。17年3月に那須町で雪上歩行訓練中だった高校生ら計8人が死亡した雪崩事故が発生したため、大幅に増えた。一方で例年同様、高齢者が登山中に遭難する事故も多発しており、同課は「登山計画の策定は危険箇所や装備品の確認などにもつながる。規模や目的にかかわらず、計画を提出してほしい」などと呼び掛けている。

 08~16年の遭難者は25~70人で推移。60歳以上の高齢者や、登山・ハイキング中の遭難が多かった。17年は8人が死亡し、40人が重軽傷を負った那須雪崩事故が起きたため、例年と傾向は変わった。

 17年の遭難者は、負傷者が56人と最も多かったほか、死者は12人に上った。行方不明は5人、無事救出は4人だった。