東日本大震災、栃木の近龍寺で追悼法要 20人が冥福祈る

 栃木市万町の近龍寺(松涛孝佳(まつなみたかよし)住職)では、東日本大震災の翌年から続く追悼法要が営まれた。市民ら約20人が参列し、犠牲者の冥福や被災地の復興を祈った。

 2012年から毎年実施し今回で7度目。地震が発生した午後2時46分に合わせ、鐘を宗派の慣習で18回突いた。参列者は東北地方の方角を向き、手を合わせて深く頭を垂れた。

 その後、本堂で法要が行われ、松涛住職は「一人の力は微力だが、無力ではない。一つ一つの祈りが大きな形となって被災地に伝われば、大きな力となる」などと参列者に呼び掛けた。

 毎年参列しているという同所、鈴木英夫(すずきひでお)さん(78)は「当時のことを思い出しながらご冥福をお祈りした。近年はあちこちで災害が起きている。何があっても人的被害を出さないよう準備を心掛けたい」と力強く話した。

 「とちぎ防災の日」の11日、県庁本館1階県民ロビーなどでは県主催の「とちぎ防災フェア」が行われ、多くの来場者が各種体験や展示を通じて災害への備えを学んだ。