エコシティ宇都宮=2011年4月、宇都宮市平出工業団地

 事業停止し破産した民間産業廃棄物処理業者「エコシティ宇都宮」に交付された補助金を巡り、県が国に返納した補助金相当額約1億9600万円を返すよう求めた訴訟の上告審判決が2日、最高裁第3小法廷(林道晴(はやしみちはる)裁判長)で言い渡される。上告審では高裁の結論変更に必要な弁論が開かれたため、国に全額返還を命じた一審、二審判決が見直される可能性がある。

 国庫補助事業で整備した財産の処分には事前に国の承認が必要となる。同社の操業停止後、宇都宮市が県に、県が国に対して競売による不動産の処分を申請。国が承認し、所有者が第三者に移った。争点は(1)承認の法的根拠(2)承認の対象は何か-の2点となる。