枝を運んでくる「ひかる」を、巣の上にしゃがんで見上げる「レイ」=2月26日午前、小山市下生井の渡良瀬遊水地(平田政吉さん撮影)

 小山市下生井の渡良瀬遊水地の人工巣塔に定着している国の特別天然記念物コウノトリのつがいが、交代で卵を温めるような行動を見せていることが27日、分かった。市と連携して毎日観察を続けている「渡良瀬遊水地見守り隊」によると、抱卵行動とみられ、21日ごろに始まった。それ以前に交尾する様子も確認されており、昨年に続くひなの誕生となるか注目される。

 つがいは、いずれも千葉県野田市生まれの4歳の雄「ひかる」と1歳の雌「レイ」。昨年5月、ひかると雌「歌」との間に東日本初の野外繁殖となるひな2羽が生まれた。歌が10月に脚のけがで死んだ後、レイと連れ添うようになり、12月からは巣の上で一緒に過ごす時間が増えたという。