ジャパンカップ再開に向けて精力的に練習に励むバックスの選手たち=細尾ドームリンク

バックスが始めたクラウドファンディングの案内バナー

ジャパンカップ再開に向けて精力的に練習に励むバックスの選手たち=細尾ドームリンク

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 新型コロナウイルスの影響で、アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスが財政難に陥っている。コロナ禍でホームゲームの収容人数が半数以下に制限されている上、予定されていた試合も相次いで中止になったからだ。クラブは活動資金確保や同じく苦境にあえぐスポンサー企業支援を目的としたクラウドファンディング(CF)を実施中で、ホームページなどを通じて「バックスファミリーの力を結集して難局を乗り越えましょう」と協力を呼び掛けている。

 リーグは今季の通常開催を断念し、昨年10月から国内5チームだけのリーグ戦「ジャパンカップ」を開いている。しかし、新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令で、予定されていた試合の一部が中止に。バックスも当初32試合を予定していたが、22試合にまで減少した。

 昨季18試合開催したホーム試合は、わずか10試合となる予定。新型コロナ対策で入場者数は50%以下に制限され、グッズを販売する機会なども失われた。今季の収入は例年の約7割、興行収入だけで見ると例年の約3割程度にまで落ち込む見通し。土田英二(つちだひでじ)チームディレクターは「チーム運営は苦しいが、スポンサー企業も相当苦労している」と頭を悩ませる。

 そんな中、地域貢献活動を兼ねて今年1月末に始めたのがCF「アイスバックス 栃木・日光応援プロジェクト」だ。目標金額は500万円に設定。集まった資金はチームの運営経費とスポンサー企業の支援に充てる。

 出資額は1口1万~8万8千円で専門サイト「CAMPFIRE」で受け付ける。返礼品としてバックスグッズのほか、スポンサー企業27社の商品やサービスなどを用意。金額に応じてホテル宿泊券や食事券、菓子詰め合わせなどを贈る。25日現在、約120人の協力で350万円以上が集まっているという。

 10都府県での緊急事態宣言の期間延長などに伴い、チームの再開初戦は3月20日となる予定。DF佐藤大翔(さとうひろと)主将は「試合ができないのはショックだが、練習の時間が増えて実力がマイナスになることはない。先を見据えてスキルアップの期間にする」と前向きに練習に取り組んでいる。