県立高入試に臨む受験生たち=2020年3月5日、宇都宮南高

 県立高入試の合格発表の方法を巡り、24日の栃木県議会一般質問で県議から疑問を呈する声が上がった。県教委は新型コロナウイルス対策として、掲示板に加えインターネットも利用するが、ネットでは1時間遅れの発表となるためだ。

 教育現場でのデジタル化について質問に立った渡辺幸子(わたなべさちこ)氏(とちぎ自民党議員会)は「一刻も早く知りたいという生徒や保護者への対応として、デジタル化の取り組みと結び付けられているのか」と指摘した。

 昨年度はネットのみの発表だったが、アクセスが集中して閲覧できない事態に陥った。県教委の担当者は「同時発表ではシステム障害が起きてしまう。生徒たちの思いは分かるがやむを得ない」と説明する。

 一方、隣県の茨城県は本年度もネットのみでの合格発表とする見通し。約90校を4グループに分け、時間差で公表する方法だ。

 渡辺氏は「デジタル化をしっかり進めてもらいたい」と注文を付けた。