栃木県庁

 栃木県は24日の県議会一般質問で、新型コロナウイルスに感染した軽症者の受け入れを宿泊療養施設で進めるため、県央の2施設で常駐医師2人を同日までに配置したことを明らかにした。患者の重症化に備え、専門医が入院患者を遠隔診療するシステムの整備も月内に完了する見込み。

 日向野義幸(ひがのよしゆき)氏(とちぎ自民党議員会)が質問した。

 宿泊療養施設はこれまで主に無症状者を受け入れ、オンラインで診療が行われてきた。「第3波」の感染再拡大で自宅待機者が急増し、受け入れ対象を軽症者まで広げたことから、それぞれ1月上旬、2月上旬に常駐医師を配置した。患者の容体急変にも備える。

 遠隔診療システムは、主に重症化リスクがある中等症患者の診療に活用する。重症化した際の転院に備え、患者の症状やデータなども病院間で共有する。

 また県は、回復した患者を受け入れる後方支援医療機関の確保に向け、医療機関に協力を要請していることも明らかにした。海老名英治(えびなえいじ)県保健福祉部長は「今後の感染拡大に対応するためには、患者の病態に応じた役割分担が必要だ」と述べた。