情感を込めて朗読する(左から)後藤さん、梶さん、市川さん

 【大田原】人気のアニメ声優が出演する朗読劇「フォアレーゼン」がこのほど、本町1丁目の那須野が原ハーモニーホールで行われ、大勢のファンがオリジナル脚本による新しい那須与一(なすのよいち)の物語と、声優たちの楽しいトークを堪能した。

 出演したのは、アニメ「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガー役の梶裕貴(かじゆうき)さんをはじめ市川太一(いちかわたいち)さん、本県出身の後藤光祐(ごとうこうすけ)さんの3人。この公演のために作家中野順哉(なかのじゅんや)さんが書き下ろした「源平盛衰記外伝・那須与一」を披露した。

 平家物語の名場面「扇の的」を下地に、的を見事射抜くはずだった弓の名手与一が、敵に的を持たされた自分のいいなずけに向けて矢を放つことになるという苦悩を描いた物語。梶さんは与一役、市川さんは源義経(みなもとのよしつね)役、後藤さんは与一の優しい兄十郎(じゅうろう)と武骨な梶原景時(かじわらのかげとき)を情感たっぷりに演じ分け、ナレーションと3役をこなした。