益子版DMOの事業概要なども報告された住民説明会

 【益子】新型コロナウイルスの影響で「第105回益子春の陶器市」の中止が決まった町内で、代替イベントなどの開催に向けた準備が着々と進んでいる。益子陶器市運営委員会や町観光協会が主体となり、益子の陶芸メッセ・益子で出店数や来場者を制限した対面販売のテント村を予定するほか、近く設立されるDMO(観光地域づくり法人)の一般社団法人「ましこラボ」がゴールデンウイーク(GW)を含む4月29日~5月9日にウェブ陶器市を主催することも決まった。

 益子の陶器市は例年春と秋に開かれ、春は約40万人、秋も約20万人が来場する県内有数の集客イベントとして定着してきた。中心街の城内坂通り沿いなどに多数のテントが出店しにぎわってきたが、コロナ禍で昨春から3季連続の中止を余儀なくされている。

 こうした中、運営委などが代替イベントとなる「クラフト市(仮称)」の開催を検討。陶芸メッセ・益子の遺跡広場と芝生広場を会場に、40~50のテントが出店するテント村を設ける方向で調整している。

 感染防止対策を徹底するため、検温やマスク着用、連絡先の記入などを求めた上で1日当たりの入場者は数百人に制限。開催日も密が想定されるGWを除く5月の毎週末などを軸に協議されている。新たに立ち上がる実行委が主催する。

 運営委の大塚和美(おおつかかずみ)委員長(52)は「県独自の警戒度が最高レベルの『特定警戒』に引き上げられた場合の開催は厳しいが、少しでも前進できるようにと皆で考えている」と前を向く。

 一方、本年度の春と秋に続き開催方針が決まっていた「第3回益子WEB陶器市2021春」は、今回初めて「ましこラボ」が運営を担う。最高執行責任者(COO)の橋本章(はしもとあきら)さん(37)は「陶器に限らず、木工や布などさまざまな作家が一堂に会する国内最大規模のウェブ陶器市にしたい」と意欲を見せている。