「競技の魅力を伝える演技を」と練習に励む松浦助教

「競技の魅力を伝える演技を」と練習に励む松浦助教

「競技の魅力を伝える演技を」と練習に励む松浦助教 「競技の魅力を伝える演技を」と練習に励む松浦助教

 2本の鉄の輪を平行につないだ器具を使って演舞する体操競技「ラート」の国際大会「2021チームトロフィー」の日本代表に、宇都宮大共同教育学部の松浦佑希(まつうらゆうき)助教(29)が選出された。新型コロナウイルスの影響で今大会は5月にオンラインでの開催が決まり、「ラートの魅力を発信する演技をしたい」と7年ぶりの世界優勝に闘志を燃やしている。

 ラートは1900年代、ヨーロッパを中心に広まったドイツ発祥のスポーツ。車輪のように回転する「直転」、器具を傾けてバランスを取る「斜転」、器具の上から宙返りなどをして着地する「跳躍」の3種目で、演技の美しさなどを競う。

 東京都出身の松浦助教は筑波大1年時にラートを本格的に始め、2歳から続けてきた体操の経験を生かして3年時に初めて世界選手権の代表に選ばれた。以降毎年、世界選手権と世界チームカップの代表に選出され、2014年のチームカップでは金メダルを獲得した。

 昨年は新型コロナの影響で3月末から約3カ月半、宇都宮大体育館を使用できず、博士論文にも取り組みんだため、十分な練習ができないまま12月の代表選考会に臨んだ。「代表入りは半分諦めていた」が、男女混合で行われる直転で5位、斜転は6位、跳躍3位の総合4位。3種目の優勝者を除き総合トップの成績を収め、自身9度目の代表入りを決めた。

 出場する「チームトロフィー」は世界チームカップとしてドイツで開催される予定だったが、オンライン開催となり、大会名が変更された。日本以外にはドイツ、スイス、オランダとヨーロッパの強豪が出場する。

 大会実施方法の詳細などは未定。松浦助教は「モチベーションの保ち方が難しい」と話すが、「表現力のある演技で貢献したい」と気を吐いていた。