サケの稚魚を百村川に放流する子どもたち

 【大田原】ミヤコタナゴの里環境保全会(関谷育男(せきやいくお)代表)はこのほど、滝岡の百村川でサケの稚魚の放流を行い、同地区の親子連れなど54人が参加した。

 子どもたちに身近な自然を大切にする心を育んでもらおうと、2013年から毎年行っている。今年は那珂川北部漁業協同組合から、体長1~4センチの稚魚約5500匹が提供された。

 青空の下、参加者はバケツに入った稚魚をバケツリレー方式で川岸まで運んだ。その後、子どもたちが水面にバケツを付けながら優しく放流した。

 稚魚は川を下って海を回遊し、約4年後に産卵のため遡上(そじょう)する。同組合によると、ここ数年は温暖化などの影響で遡上数が減少しているという。

 親園小4年江連桜莉愛(えづれおりな)さん(10)は「海で大きくなって元気にここに帰ってきてね」と、流れに逆らって泳ぐ稚魚の姿を笑顔で見つめていた。