モニタリング検査で説明を受ける市民ら=22日午後、宇都宮市内

 新型コロナウイルスが感染再拡大する兆候を早期に把握するため、国と県は22日、無症状者を対象としたモニタリング検査を宇都宮市内で始めた。24、25日を含む3日間、宇都宮市街地や市内の学校で計600人を検査する予定。モニタリング検査は全国で初めて。

 検査は、用意したスポットの来場者を対象とする「スポット配布型」と、学校や事業所など集団で行う「団体検査型」の2種類。いずれも唾液によるPCR検査を実施する。

 スポット配布型は市街地を訪れた計300人に検査キットを配布し、郵送で回収する。今回の団体検査は若者の感染状況を調べるため、市内の学校3校計300人を対象とした。検査スポットの設置場所や学校は公表していない。

 この日設置されたスポットで検査キットを受け取った市内の女性(51)は「無症状でも感染している場合があるので、いい機会だと思った。多くの人が容易に検査を受けられるのでいいと思う」と話した。

 国と県は25日以降も検査し、陽性率の変化などを分析する方針。緊急事態宣言発令中の10都府県での実施も検討しているという。海老名英治(えびなえいじ)県保健福祉部長は「全国のモデルになる。検査結果から感染拡大の兆候を捉え、必要な対策に生かしていきたい」と述べた。