ニホンライチョウ、長野から”婿入り” 3月下旬、那須どうぶつ王国

 国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」の繁殖を目指し、雌の成鳥1羽を飼育している那須町大島の「那須どうぶつ王国」は1日、長野県大町市の「大町山岳博物館」で飼育されている雄の成鳥1羽を今月下旬に受け入れ、人工繁殖に取り組むことが決まったと発表した。ペアリングに成功し、つがいとなれば、5、6月ごろに産卵期を迎えるという。

 人工繁殖は環境省の「ライチョウ保護増殖事業計画」に基づいて実施。同園は昨年6月に環境省から飼育施設として選定され、同博物館から移送された受精卵から同7月にかえった雌の飼育に尽力してきた。現在は体長約30センチ、体重約630グラムに成長している。

 “婿入り”は、2月27日に環境省が主催する「ライチョウ保護増殖検討会」で決定した。今回受け入れる雄は昨年6月にふ化し、飼育中の雌とほぼ同い年。今月25~30日のいずれかの日に同園へ移送され、園内施設「保全の森」で繁殖を目指すという。