県内ゴルフ場の過去10年利用者

快晴の下、ゴルフを楽しむ女性ゴルファー=宇都宮CC

県内ゴルフ場の過去10年利用者 快晴の下、ゴルフを楽しむ女性ゴルファー=宇都宮CC

 県ゴルフ場協議会に加盟するゴルフ場102カ所の昨年1年間の利用者数は406万439人(前年比94・8%)で、統計が残る2003年以降では最低だったことが19日までに分かった。新型コロナウイルスの影響で全体の約7割に当たる69カ所で前年割れし、これまでで最低だった前年よりも28万8152人減少した。同協議会の松本典文(まつもとのりふみ)会長は「コロナ禍の中では健闘している。ゴルフは密を回避できるスポーツであることを強調し、これからも誘客に努めたい」と話している。

 同協議会のまとめによると、減少は2年連続で前年比の落ち込み幅は過去3番目。エリア別に見ると、北支部が92・1%で最も大きく、西93・4%、南96・4%、東96・3%の順だった。

 ゴルフ場別では8カ所が70%台と大苦戦を強いられ、南支部では67・1%のクラブもあった。緊急事態宣言の発令などに伴い、都内方面からの利用者が大幅に減ったためとみられる。

 県内全体では減少したものの、約3割に当たる32カ所では前年を上回った。うち8カ所は110%を超え、最も伸ばしたのは東支部のゴルフ場で125・4%増。夏場以降のV字回復が顕著で、「密を回避できる安全なスポーツ」(同協議会)として定着したことが大きな要因とみられる。

 全利用者のうち女性客は前年比約3万人増の57万1613人で、全体の14・1%を占めた。前年は12・5%で女性ゴルファーが伸びている。

 加盟ゴルフ場の多くはクラブハウス内でのマスク着用を義務付け、食堂はテーブルの間隔を広くし、アクリルボードなどを設置。コース内にもバンカーをならすレーキを置かず、シューズとクラブで代用する特別ルールを設けるなどの感染防止対策を徹底している。

 新型コロナは収束が見通せず、14日には本県にも緊急事態宣言が発令されるなど、利用者数の減少が懸念されている。同協議会の高山哲男(たかやまてつお)事務局長は「昨年以上の厳しさが予想される。これからも加盟クラブと情報を共有しながら、密回避を強調して、この難局を乗り越えたい」と話している。