インターハイ県予選の代替大会として開かれた女子ソフトボールの「栃木メモリアル大会」=昨年8月、大田原市

強豪校の指導者100人へのアンケート

インターハイ県予選の代替大会として開かれた女子ソフトボールの「栃木メモリアル大会」=昨年8月、大田原市 強豪校の指導者100人へのアンケート

 下野新聞社が県内スポーツ強豪校の指導者100人に実施したアンケートでは、約7割がコロナ禍の3年生に何らかのサポートやアドバイスを「行った」と回答した。今春以降も感染拡大が収束せず公式戦が中止になった場合は、代替大会を含む「救済策が必要」との認識が約9割の指導者から示された。

 コロナ禍の3年生に対して行った具体的な行為としては気持ちの切り替えを促したケースが多く、「例年以上にコミュニケーションを取り、生徒の思いに寄り添った」「早い時期に大会中止の見通しを伝え、進学準備を進めるよう指導した」「『競技が全てではない。命を守ることが大事』と言葉を掛けた」などの回答が寄せられた。

 一方で矢板中央女子ソフトボール部の瓦井大夢(かわらいひろむ)監督が「どんな言葉を掛けても『本当の気持ちは分からないでしょ』と生徒に思われそうで具体的な動きが取れなかった」と回答したように、進路指導に苦慮する一面も浮かび上がった。

 昨年相次いだ全国大会の中止を受け、ソフトボールやハンドボール、ボート、ソフトテニスなどは各競技団体が中心となって3年生の救済を目的とした県大会レベルの代替大会を開催。しかし、日程や会場確保の課題もあり実施競技は一部にとどまった。今冬に予定されていたバスケットボールやサッカー、バレーボールの県新人戦は中止に追い込まれた。

 今後も公式戦が中止となった場合の対応では「成長の機会を奪わないため、どんな形でもいいから大会を開いてあげたい」「中止ありきではなく、実施できる方策を探るべきだ」との意見が上がり、生徒への影響を最小限に抑えたい思いが色濃くにじんだ。一方で「オンラインの実技審査を活用したスポーツ推薦」「中止になった場合の選考基準の明確化」を大学側に求める声もあった。