テレワーク向けプランでの提供を予定しているシングル部屋=足利市南町、ニューミヤコホテル足利本館

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、利用客が減少している宿泊施設と在宅勤務などのテレワークで仕事環境確保に悩む人たちを支援しようと、栃木県足利市は19日、市内のホテルなどの部屋を1日500円でテレワークスペースとして利用できる実証事業を始めると発表した。同市によると、市町によるこうした取り組みは県内で初めて。

 同市と協定を結んだ宿泊施設が、シングル部屋など1室1人利用で3500円の同事業向けプランを設定。利用者は500円を支払い、残りの3千円分を市が負担する仕組み。利用者は同市内外を問わない。

 利用時間はおおむね午前8時~午後6時の日中利用のみを想定。仕事環境として各部屋を提供するため、室内には机、椅子などが設置され、無料のインターネット環境があることなどを条件にしている。一方で各施設の特色が出せるよう飲み物付き、浴室利用可などのサービスは施設ごとに設定できるようにしている。

 事業は20日からスタートし、3月末まで在宅勤務の状況などを調査する。当初は市内7施設で始めるが、協定締結施設は増やしていく予定。予約は各施設のホームページ(HP)などから行い、参加施設は同市のHPで紹介する。市の担当者は「各施設のおもてなしを体験してもらい、コロナ禍が落ち着いた時期に再び訪れてもらいたい」としている。