「日本考古学発祥の地」記念碑建立に向け笠石神社で行われた地鎮祭=18日午前、大田原市湯津上

 大田原市湯津上の国宝那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)や国史跡侍塚古墳を活用し地域振興を図る「那須国(なすのくに)古代ロマンプロジェクト」実行委員会は、同碑を祭る笠石(かさいし)神社に「日本考古学発祥の地」記念碑を建立する。ドラマ「水戸黄門(みとこうもん)」で知られる徳川光圀(とくがわみつくに)の命により、侍塚古墳で行われた日本考古学史上初の学術的発掘調査の事績を顕彰するためで、題字は水戸徳川家15代当主が筆を執った。3月28日に関係者で除幕式を行う。

 江戸時代前期の1683年、儒学者で那須郡武茂郷(現・那珂川町馬頭)の庄屋大金重貞(おおがねしげさだ)が那須国造碑に関する「那須記」を光圀に献上。これを機に、水戸黄門の家臣「助さん」のモデルとされる佐々介三郎宗淳(さっさすけさぶろうむねきよ)に命じ、重貞の現場指揮の下で92年、碑堂の建立と、墓誌を発見するために上侍塚、下侍塚の両古墳の発掘が行われた。