芳賀郡市医師会の協力で行われた真岡市のワクチン集団接種訓練=4日、真岡市田町(超広角レンズ使用)

高齢者への接種期間の想定

芳賀郡市医師会の協力で行われた真岡市のワクチン集団接種訓練=4日、真岡市田町(超広角レンズ使用) 高齢者への接種期間の想定

 4月から始まる予定の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種(計2回)について、栃木県内25市町のうち約7割の18市町が開始から3カ月以内の6月中に2回目の接種をおおむね終えると想定していることが17日までに、下野新聞社が実施した市町へのアンケートで分かった。ほとんどが公共施設での集団接種を基本に会場の選定を進めているが、佐野など3市は医療機関での個別接種を中心に準備している。

 医療従事者への先行接種は17日から全国で約4万人を対象に始まったが、4月以降の高齢者への接種開始時期は、ワクチンの供給状況によってずれ込む可能性もある。

 65歳以上のワクチン接種対象者数は25市町合わせて約52万1千人を見込む。

 ワクチンは3週間以上の間隔を空けて2回目の接種を受ける必要がある。予定通り4月1日以降に1回目の接種が始まるとした場合、2回目の接種がおおむね終了するまでの時期について宇都宮、栃木、鹿沼など18市町が6月中を想定していると回答。足利など3市町は7月中、その他4市町は未定とした。

 高齢者の後に始まる基礎疾患がある人と高齢者施設従事者、その他の市町民らへの接種時期については半数以上の市町が未定で、国にスケジュールを早期に示すよう求める意見が多い。

 接種できる場所として、全市町が公共施設での集団接種を予定または検討している。医療機関での個別接種も17市町が想定しており、このうち佐野、日光、大田原の3市は個別接種を中心とし、補完的に集団接種を行うことを検討しているとした。その他、高齢者施設などでの接種も14市町が検討している。

 医師や看護師の確保について「見通しが立っている」は小山市、「ほぼ見通しが立っている」は日光、那須塩原、下野、塩谷、那珂川の5市町で、それ以外は医師会など関係機関との調整を急いでいる。医師の少ない地域では、自治体間で広域的に対応できるよう調整を求める意見もある。

 アンケートは2月8~10日に実施した。