最上段に御殿が置かれた五段飾り

 【宇都宮】3月3日の桃の節句に合わせ、今泉1丁目の旧篠原家住宅で篠原家に伝わる明治~昭和初期のひな人形が飾られている。3月7日まで。

 篠原家は江戸時代からしょうゆ醸造業などを営んでいた豪商で、同住宅は1895(明治28)年建築。当時から使われていたひな人形を、毎年この時期に展示している。

 1934(昭和9)年製の五段飾りには、京都御所の「紫宸殿(ししんでん)」を模した御殿に男びなと女びなが並んでいる。このほか、明治中期~末期のひな人形や段飾り、6代目当主友右衛門(ともえもん)の妻が婚礼で着た打ち掛けも展示している。

 同住宅保存会の高梨敏朗(たかなしとしろう)さん(67)は「何年も前のひな飾りが、こうして今に残っていることが貴重」と話していた。

 午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は一般100円、小中学生50円(市内の高校生以下は無料)。(問)同住宅028・624・2200。