昨年のヤンググランプリに出場した坂井(左)=2020年12月、平塚競輪場

坂井洋

昨年のヤンググランプリに出場した坂井(左)=2020年12月、平塚競輪場 坂井洋

 宇都宮市出身で日本競輪選手会栃木支部所属の坂井洋(さかいよう)(26)=115期=が今年1月、約2200人の競輪選手がしのぎを削る全6階級のうち、上から2番目のS級1班に昇班した。2019年7月のデビューから約1年半で異例の出世を果たした期待の星は「今後も結果を残し続けたい」と、最高峰のS級S班への昇班や将来的な五輪出場の夢に向かって奮闘している。

 坂井は競輪学校(現競輪選手養成所)時代、記録会成績優秀者に与えられるゴールデンキャップや在校成績1位を獲得し、鳴り物入りでデビュー。いきなり3場所連続の完全優勝を2度成し遂げ、2019年8月にA級2班に特別昇班、同10月にはS級2班への特別昇級を果たした。さらに同11月の平塚(F1)でS級初優勝。20年3月の佐世保(F1)でも優勝するなど勢いを持続し、同年前半の成績で決まる21年前期(1~6月)適用級班でS級1班への昇班が決まった。

 競輪の階級 競輪の階級は、まず「A級」「S級」の二つに大きく分かれ、さらに各三つの班に分かれて下から順にA級3班、A級2班、A級1班、S級2班、S級1班、S級S班の計六つに区分される。選手は競輪選手養成所を卒業するとA級3班に所属し、レースで成績を残すと階級が上がっていく。特別昇級(昇班)は圧倒的な成績を残した場合に特例で階級が上がる制度。S級1班は約220人、S級S班は9人のみが在籍する。