公開される「慢性の痛みの語り」のウェブページ

 慢性疼痛(とうつう)を持つ患者と家族の実態を知ってもらおうと、自治医大看護学部の佐藤幹代(さとうみきよ)准教授らが収録した患者らの語りが30日から、NPO法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」(東京)のウェブサイトで公開される。7月1日には公開記念シンポジウムが都内で開かれる。佐藤准教授は「患者は『理解されない苦しみ』も抱えている。痛みに向き合っている人がいることを知ってほしい」と訴える。

 収録したのは、非がん性の痛みを持つ20~80代の患者41人と家族5人の語り。痛み歴は2~40年間で、続く痛みに「死にたくなる」と言う人や、医師に「切り落としてほしい」と頼む人もいる。佐藤准教授らが自宅を訪ねて1~4時間にわたりカメラを回し、苦悩しながら生きる患者の姿を捉えた。

 7月1日のシンポジウム「慢性の痛みとどう向き合うか? ~患者の語りから学ぼう」(ディペックス・ジャパン主催)は東京都文京区の東京大農学部弥生講堂で開催。佐藤准教授とインタビュー参加者らによるパネルディスカッションや講演が行われる。参加費1千円。午後1時~4時40分。定員300人。希望者は今月29日までにディペックス・ジャパン事務局のホームページから申し込む。(問)同事務局03・6661・6242。