厚崎中の教室でモニタリング中のCO2レコーダー

 【那須塩原】学校生活における新型コロナウイルス感染症対策として、市教委は15日、「学校での換気に関するガイドライン」を策定したと発表した。市教委は「『換気の徹底』と言っても程度や頻度にはばらつきがある。ガイドラインを活用して冬場の過度な換気を防ぎたい」としている。

 ガイドラインでは、教室の窓や扉を対角に2カ所程度、常時10~20センチ開放することや、授業中に1回の目安となる30分に1回以上、数分間窓を全開にすることなどを定めている。

 市教委は1月12日から、市内最大規模となる35人学級がある市内の3小中学校で、二酸化炭素(CO2)濃度のモニタリングを開始。児童生徒の体格差も考慮し、小学1、6年生、中学3年生の教室で、一般的なウイルスが活性化しないとされる室温18度以上、湿度40%以上を維持しつつ、適切な換気結果とされるCO2濃度1千ppm以下を示す方法を探ってきた。

 学校現場は冬場や夏場の換気の難しさに悩まされており、市教委にも昨夏、「換気をすると教室の涼しさを保てない」などの声が多く寄せられていたという。担当課は「今回は冬場の指針だが、今年の夏に向けても新たなガイドライン策定を急ぎたい」としている。