代表してお菓子を受け取った6年生の児童ら

 【大田原】湯津上の威徳院は12日、同院天神祭で奉納された菓子を、がらまきの代わりに湯津上小の全児童と職員約90人に贈った。

 同院では例年2月11日、厄よけを祈願する天神祭を行っている。地元住民らは厄になぞらえて菓子を奉納し、それを加持祈祷(きとう)によって「善果(ぜんか)」に変えて境内にまく「がらまき」を実施してきた。

 今年は段ボール70箱以上の菓子が奉納されたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、がらまきは見送りに。菓子は地域の厄よけの祈願をかけ、同院の元寺子屋だった同校に贈ることにした。

 この日は青龍寺弘範(しょうりゅうじこうはん)住職(57)が、1人分ずつ紙袋に分けた菓子を持って同校を訪問。全校児童68人分は、6年生13人が代表して受け取った。青龍寺住職は「天神の菅原道真(すがわらのみちざね)公は学問の神様でもある。お菓子を食べて元気を出してもらうとともに、勉強にもいそしんでもらいたい」と話した。

 同校のほか、湯津上地区の3小学校の児童が利用する湯津上学童保育館にも約40袋が贈られた。