ギョーザの街・宇都宮を舞台にした映画「キスできる餃子(ぎょーざ)」の全国公開が先週末から始まった。それに先立ち、中国の上海国際映画祭に招待され正式出品作品として上映された▼秦建日子(はたたけひこ)監督らとともに製作委員会のメンバーとして参加した宇都宮餃子会の鈴木章弘(すずきあきひろ)事務局長によると、会場はかなりの熱気だったという。反応がストレートで何度も笑いと拍手が起こり、最後まで上海の人たちを魅了した▼製作を担当したのは主役の足立梨花(あだちりか)さんらが所属するホリプロ。NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」主演の鈴木亮平(すずきりょうへい)さんなど、抱えるタレントは500組にも達する▼同社のスカウトキャラバンでは本県の平山(ひらやま)あやさんや佐藤美希(さとうみき)さんが見いだされて活躍している。マネジメント事業から始まり、映像・音楽製作、演劇の公演事業などを複合的に展開する総合エンターテインメント企業である▼先日のしもつけ21フォーラムで講演したホリプロ社長の堀義貴(ほりよしたか)さん(52)は、人口減少社会の到来を見据えアジアを新たなフロンティアと位置付ける。「羽田から7時間圏内に40億人いる。経済成長も止まっていない」と魅力を強調した▼映画を見るとギョーザが食べたくなると評判だ。本場・中国で映画がヒットして、多くの中国人が宇都宮に足を運んでくれれば、堀社長の狙いは成功といえる。