製作したのぼり旗と町商工会の佐藤会長(中央左)ら

 【高根沢】町商工会は新型コロナウイルス禍の影響を受けている会員たちを激励しようと、「みんなで対策 コロナに負けるな」と書かれたのぼり旗500枚を製作した。会員店舗や事業所前への掲示は15日までに完了予定で、収束への願いを込めて結束を図る。佐藤金司(さとうかねつか)会長(73)は「コロナ禍で厳しい状況にある店などが活路を見いだす精神的な支えにつながれば」と期待する。

 旗は縦約180センチ、横約60センチ。商工会のイメージカラーの緑を基調に「頑張るぞ」と拳を上げるイラストを添えた。デザインを担当した佐藤晴彦(さとうはるひこ)青年部長(41)も「466人の会員が一丸となってのろしを上げる意味合いと、緊急事態宣言が解除された中での気の緩みを抑える面もある」と説明する。製作と発送も会員の手で行い、旗と支柱、発送料など含めて事業費約78万円を充てた。

 同商工会は昨年から、商工祭や軽トラ市、賀詞交歓会などさまざまな主催イベントを中止してきた。人々の交流や会話がなくなり、疲弊気味の会員も増えたという。同商工会が申請窓口となる町新型コロナウイルス対策緊急支援資金(上限額1千万円)の利用者は1月末現在で133件と増加傾向で、本年度の廃業も6件となっている。

 今後、シークレット花火の打ち上げなども私案にあるという佐藤会長は「コロナ沈静化後は、商工祭の一部内容を変更した大きなイベントを企画したい」と話した。