コロナ終息を願い行われた護摩祈祷

コロナ収束を願い行われた護摩祈祷

コロナ終息を願い行われた護摩祈祷 コロナ収束を願い行われた護摩祈祷

 【鹿沼】下粕尾の常楽寺(中野宣文(なかのせんぶん)住職)で11日、「録事尊(ろくじそん)大祭」が開かれた。日本で初めて解剖を行ったと伝わる名医中野智元(なかのちげん)を祭っており、参列者は新型コロナウイルスの終息などを祈願した。

 録事堂内は仏像が開帳され、読経が響き渡った。護摩の炎が燃え上がり、「疫病退散」「家内安全」などを祈った。例年は護摩祈祷(きとう)を4回実施していたが、新型コロナ感染対策で午前中の2回のみ。堂内は密を避けるため5人の僧侶のほか講、役員、招待者ら12人のみで一般参拝者は堂の周囲で見守った。

 智元は1190年没。娘の病気の原因を調べるために解剖を行ったほか、後鳥羽(ごとば)上皇の病気を治した功により「録事法眼」の名を受けたとされる。中野住職は「このような(簡素化した)例大祭は初めて。消毒をはじめ万全の策を講じた。多くの人が足を運んでくれありがたい。コロナが一日も早く収まってほしい」と話した。