ライブ配信形式の定期演奏会に向け、動画撮影をしながら練習する県警音楽隊員=4日午前、宇都宮市野沢町の県警機動センター

 新型コロナウイルスの感染防止などのため、栃木県警はオンラインを活用し、職員同士や市民との接触を減らす取り組みを進めている。13日に開かれる県警音楽隊の定期演奏会は、初のライブ配信を行う。新年度には署長会議をウェブ上で実施する方針だ。

 県警県民広報相談課によると、音楽隊の定期演奏会は例年、観覧の応募倍率が2倍前後という人気イベント。今年は座席数を減らす対応も検討したが、感染者増を受けて無観客開催を決めた。

 「生のよさを伝えたい」(音楽隊)と、動画投稿サイト「ユーチューブ」でのライブ配信を決定。軽妙なトークで見どころとなっている防犯講話も例年通り披露する。担当者は「1件でも事件事故を減らす一助にしたい。県警ホームページなどからチャンネル登録をしてほしい」と呼び掛けている。

 県警警務課は、ウェブ会議システムの運用開始に向け準備を進めており、3月の運用開始を目指す。対面形式の説明会が中止になるなど、苦戦を強いられている採用活動でもインターネットを積極的に活用。昨年6月、ツイッターで若手警察官の声を紹介する「シリーズ教場」を始め、過去の説明会で質問が多かった入校生活などについて発信している。

 このほか、交通部は企業の安全運転管理者向け法定講習会を、全国で初めてオンラインで実施。生活安全部も、サイバー犯罪をテーマにした官民合同の研修会をオンラインで開いた。

 県警警務課は「警察業務は広く人と接するが、オンライン活用は3密を回避し、自宅や職場から参加・視聴できる。県民の利便性向上にも有効」としており、今後もさまざまな業務でオンライン化を検討する。