2021年度県当初予算案を発表する福田知事=9日午前10時、県庁

2021年度県当初予算案のポイント

2021年度県当初予算案を発表する福田知事=9日午前10時、県庁 2021年度県当初予算案のポイント

 福田富一(ふくだとみかず)知事は9日、2021年度県当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比1780億3千万円(21・3%)増の1兆154億円と県政史上初めて1兆円を突破し、過去最大となった。新型コロナウイルス対策が主な要因で、増加は3年連続。歳入はコロナの影響で県税と地方譲与税が計237億円の減となった。19年台風19号被害からの復旧復興や、新たな県政の基本指針「とちぎ未来創造プラン」に盛り込んだデジタル化推進などにも重点を置いた。

 福田知事の5期目最初の当初予算編成は、これまで最大だった01年度の8598億円を大幅に上回った。コロナ対策で県単貸付金が前年度から330・9%伸びて2182億円に上った。貯金に当たる財政調整的基金の取り崩し額は10億円増の104億円となった。

 福田知事は同日の記者会見でコロナ対策、台風19号からの復旧復興、次期プランなどの推進を重点事業の「3本柱」に挙げた。歳出増に伴う財政状況の悪化に触れつつ「コロナ対策や災害への対応は県民の命を守る最優先施策なので出費が増えるのは仕方がない」と述べた。