新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 厚生労働省は9日、本県に住む50代男性1人を含む9県在住の20~50代男性計11人が、英国で報告されている新型コロナウイルスの変異株に感染したと発表した。いずれも重症化していない。県内在住者で変異株への感染が確認されたのは初めて。県は既に男性の濃厚接触者を特定して陰性を確認しており、「県内で感染拡大の恐れはない」としている。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 同省によると、11人は同一の施設を利用した職場関係者で、全員英国への滞在歴はなかった。不特定多数の人との接触はなく、現在感染源を調査している。

 県内在住の男性は1月下旬に発症し、2月上旬に入院した。県によると、この男性は県外の医療機関で検査して陽性が判明しており、県が確認した感染者ではないという。同省の発表を受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は「変異株であっても基本的な感染予防策はこれまでと同じ。改めて徹底をお願いする」と呼び掛けた。