画面に映った吉川さんの講演を聞く生徒

 小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションマネージャを務める宇宙航空研究開発機構(JAXA)の吉川真(よしかわまこと)准教授(栃木市出身)が9日、栃木市東陽中の2年生187人の立志式を記念してリモート講演を行った。

 県教委の「とちぎ未来大使『夢』講座」の一環。同大使の吉川さんは「一緒に宇宙への夢をつくろう」と題し、小惑星探査の意義や、昨年12月に「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の物質を持ち帰るまでの道のりなどを語った。生徒らは約50分間、各教室で画面に映る吉川さんの話に聞き入った。

 「太陽系と生命の誕生の秘密を知るにはどのくらいかかるか」との生徒の質問に、吉川さんは「リュウグウの物質の中に水や有機物があり、地球の有機物との関わりが分かれば起源も分かるかもしない」と期待した。

 講演を聞いた熊倉祐仁(くまくらゆうと)さん(14)は「失敗もあったみたいだが、修正や改善をして成功につなげているのはすごい」と話した。