ひれ伏す参列者に迫力ある声で迫る山伏と強力=2020年1月3日午前、鹿沼市上粕尾

 【鹿沼】発光路(ほっこうじ)強力(ごうりき)保存会(永瀬勝雄(ながせかつお)会長)は22日までに、新型コロナウイルスの感染防止のため1月3日に発光路公民館で予定していた「発光路の強飯式」の中止を決めた。

 国の重要無形民俗文化財で新年恒例の同行事は室町時代から続くとされ、日光山輪王寺の「日光責め」の流れをくむ。人間界を訪れた神仏をごちそうでもてなす儀式で、現在は平和や繁栄を祈願。地元住民が山伏、強力を務め、参列者に山盛りの飯などを責め立てる。例年、強力の口上は世相を反映し一つの見どころとなっている。

 同保存会は「密」となることから強飯式は中止するが、妙見神社の例祭は実施するとしている。