今季、質の高いプレーでヴェルフェ矢板を支え続けた倉部=11月、県グリーンスタジアムサブグラウンド

 日本サッカー協会が運営する中高生を対象にしたエリート選手養成機関「JFAアカデミー福島」に4月、ヴェルフェ矢板の倉部碧希(くらべあいき)(川崎6年)が栃木県から唯一入学する。第16期生となる2021年度の入校生は19人。未来を嘱望された選手として新たな環境でサッカーと向き合っていく倉部は、「新しい仲間とサッカーができることがとても楽しみ」と胸を弾ませている。

 同アカデミーは能力の高い男女の選手に対し国際水準の育成を行い、世界に通じるプレーヤーを輩出しようと福島県で06年に開校。東日本大震災があった11年からは一時的に静岡県に移転、活動していたが、今年4月から福島県へ10年ぶりに“帰還”する。

 例年、アカデミーは合格者を選考会で決めている。しかし、今季は新型コロナウイルス感染拡大防止のため選考会は実施せず、アカデミースタッフが出願者の元を巡ってスカウティングした。

 過去に3人の合格者を出しているヴェルフェには、最初の緊急事態宣言が解除された6月下旬ごろからスタッフの視察が入った。そこで倉部は県トレセン選出の実績のほか、普段の練習やゲームでの取り組みなどから早い段階で素質を見いだされ、9月に第1号で内定が出た。「決まった時はとてもうれしかった」