真岡署に運び込まれる押収された軽乗用車=7日午前8時40分、真岡署

 車の通行を妨害する目的で急ブレーキなどのあおり運転をしたとして、真岡署と栃木県警交通指導課は7日、道交法違反(あおり運転)の疑いで真岡市、無職男(45)を逮捕した。「覚えていない」と容疑を否認している。県警は男の刑事責任能力について慎重に調べている。あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道交法を適用した摘発は、県内で初めて。

 逮捕容疑は昨年11月1日午後4時5分ごろ、芳賀町芳賀台の県道で軽乗用車を運転し、後ろを走っていた県央在住、会社員男性(45)の軽乗用車の通行を妨害する目的で、急ブレーキ7回や方向指示器を出さない急な車線変更2回、蛇行運転1回をした疑い。

 県警によると、会社員男性のドライブレコーダー映像の解析や付近を走行していたドライバーの話などから、男に通行を妨害する意思があったと判断した。現場は片側2車線の直線道路で、会社員男性は約300メートル走行した後、交差点を曲がって逃れたという。県内では、男のあおり行為とみられるトラブルが複数件確認されており、県警は慎重に事実関係を調べている。

 昨年6月30日に施行された改正道交法は、あおり運転を「妨害運転」と規定。急ブレーキや急な車線変更、蛇行・幅寄せ、車間距離不保持など10行為を対象にしている。罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金で違反点数は、免許取り消しの基準を大幅に上回る25点とされている。